Webアクセシビリティ専門の情報提供Webサイト『エー イレブン ワイ』リリース

ドメイン取得から7年9か月、ようやく「プレオープン」へ

実は、この『エー イレブン ワイ』のドメイン “weba11y.jp” は、2008年10月に取得していました。”a11y”というのは英単語の”accessibility”を省略した表記で、”a”と”y”の間に11文字あることから”a11y”と略しています。

似たような表記として”i18n”がありますね。こちらは、”internationalization”（国際化）の略。同じように、”i”で始まり”n”で終わる間に18文字あることから、”i18n”となります。

“a11y”は、最近でこそ日本のWebアクセシビリティ関係者の間でも使われるようになってきていますが、”weba11y.jp” のドメインを取得した2008年の当時は日本ではまだほとんど使われていませんでしたし、今のように使われるようになるとも思っていませんでした。

2008年にドメインを取得していたということは、その頃からこのWebサイトの構想があったわけです。気がつけば、8年近くの年月が流れていました。いやあ、長かった（苦笑）

ドメイン取得から5年が経過した2013年頃、そろそろ何とかしないといけないと思って、仮サイトを一旦立ち上げました。といっても、時間がなかなか作れなかったため、レスポンシブデザインに対応した既存のテンプレートを使って、ひとまずカタチにしたという程度のもので、そこからさらに月日が流れてしまい、仮サイトのままひっそりと存在していたのです。もしかしたら、その仮サイトをご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

なぜ「Webアクセシビリティ専門の情報提供Webサイト」？

株式会社インフォアクシアでは、2004年10月の設立時にWebアクセシビリティのポータルサイト『Infoaxia』（http://www.infoaxia.com/）を開設。Webアクセシビリティの正しい理解と実践のための情報提供を行っていました。

ただ、社名と同じWebサイト名ということもあり、「インフォアクシア」が会社なのか、ただのWebサイトなのかが分かりづらくなっていました。それが”weba11y.jp”のドメインを取得した大きな理由の1つでした。

単純に会社名とは異なるWebサイト名で情報提供をしていこうと考えたわけですが、Webアクセシビリティ専門の情報提供Webサイトを運営していく目的や理由は、改めて振り返ってみると他にもいくつかありました。

• 英語圏ではWebアクセシビリティの情報がオンライン上で多く流通しているが、日本語では情報が流通していない
• セミナー等で「参考になるWebサイトはありませんか？」という質問をいつももらう
• 書籍を執筆するオファーをいただいたこともあるが、手間や時間を考えると、自社運営のWebサイトで情報を提供していったほうが現実的だと考えた
• 2010年に『JIS X 8341-3』が改定されたが、非常に理解しづらい規格になってしまったため、分かりやすく情報を提供する必要性を強く感じていた
• クライアントに提出するレポートやセミナーのスライド等から参照できるWebサイトを作りたかった
• とにかく、Web上で検索可能なWebアクセシビリティに関する日本語の情報を増やしたい

とまあ、そんなことをこの8年近くずーっと考えていた次第です。まだまだ準備中のコンテンツも多くあるため、今回は「プレオープン」のような感じでもありますが、頭の中で構想として描いていたものはだいたいカタチになりました。これをスタートとして、少しずつ着実に各コーナーの情報量を拡充してまいります。

新着情報は、FacebookとTwitterで

このWebサイト『エー イレブン ワイ』の新着情報などは、FacebookページやTwitterなどで随時提供していきます。それ以外にも、Webアクセシビリティに関するトピックを配信していますので、ご関心のある方は是非フォローしていただけたらと思います。

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現時点では、ひとまずWebサイトとしてのカタチにすることを最優先しました。HTMLのマークアップやCSSのスタイルなど、細かいところの調整もまだ必要です。ホントは、例えばイラストをもっと使ったりしていきたいとも考えています。ただ、それでも当面は、準備中のコンテンツを追加して、『エー イレブン ワイ』で提供する情報を充実させていくことを優先していきます。

余談ですが、株式会社インフォアクシアのWebサイトも、設立した当時に制作したまま10年以上が経過してしまっています。こちらも、できるだけ早いタイミングでリニューアルする予定です。

というわけで、皆さま、しばらくは温かい目で見守っていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます！