ATAG 2.0

『ATAG 2.0』は、オーサリングツールを対象にしたアクセシビリティ・ガイドラインで、2015年9月24日にW3C勧告になった。”ATAG”は、”Authoring Tool Accessibility Guidelines” の略。

『ATAG 2.0』の対象となるオーサリングツールには、HTMLエディタはもちろん、CMS、ブログ、Wiki、オンライン・フォーラムなども含まれており、ガイドラインは大きく分けて以下の二部構成になっている。

  • オーサリングツール自体のアクセシビリティ
  • アクセシブルなWebコンテンツを生成する機能

W3Cでは、Webアクセシビリティを実現するために必要不可欠な要素として、Webコンテンツ、オーサリングツール、そしてユーザーエージェントの3つを挙げている。Webコンテンツには『WCAG(Web Content Accessibility Guidelines) 2.0』、ユーザーエージェントには『UAAG(User Agent Accessibility Guidelines) 2.0』、そしてオーサリングツールにはこの『ATAG 2.0』とそれぞれに対するガイドラインを策定している。