ユーザーエージェント

ユーザーエージェントは、ユーザーがWebコンテンツを利用する際に使用しているブラウザや支援技術等の総称である。ユーザーエージェントの定義にはいろいろあるが、例えばW3CではHTML 4.01の仕様書で次のように定義している。

HTMLユーザエージェント
HTMLユーザエージェント【あるいは単にユーザエージェント】とは、HTML文書を解釈するプログラムのことを指す。ユーザエージェントには、テキスト表示やグラフィック表示の視覚系ブラウザや、音声出力や点字出力の非視覚系ブラウザ、検索ロボット、プロクシ等が含まれる。

4.1 定義|HTML 4.01仕様書(日本語訳)

ユーザーエージェントが提供すべきアクセシビリティ関連の機能等について定めたガイドラインとして、W3Cでは『User Agent Accessibility Guidelines (UAAG) 2.0』をワーキンググループ・ノートとして発行している。その中では、ユーザーエージェントの具体例を次のように挙げている。

  • デスクトップWebブラウザ(例:Internet Explorer、Firefox、Chrome、Safari、Operaなど)
  • モバイルWebブラウザ(例:Firefox、Chrome、Safari、Android Browser、Opera Mini、Atomic Web、Puffinなど)
  • ブラウザのプラグイン(例:QuickTime Plug-in for Firefox、Acrobat Reader Plug-in for Internet Explorer、Shockwave Plug-in for Chromeなど)
  • Web View コンポーネント(例:Webkit Webview component、Web Tools Platform Plug-in for Eclipse、UIWebView for iOSなど)
  • 編集されたWebコンテンツをレンダリングするオーサリングツール(例:Word、Dreamweaver、HTML-Kit)