ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)

『JIS X 8341-3:2010』の公示に合わせて、JIS X 8341-3の理解と普及を目的にして、情報通信アクセス協議会内に設立された委員会。委員会には情報通信アクセス協議会の利用者部会から主要な障害者団体関係者、W3C/慶應、大学関係者等が参加しているほか、委員会および作業部会1には、経済産業省と総務省がオブザーバとして参加している。運営の事務局は、一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)が務めている。

委員会には、次の3つの作業部会(ワーキンググループ)が常設されており、Webアクセシビリティに取り組んでいる企業、団体、個人が数多く参加している。

  • 作業部会1:理解と普及
  • 作業部会2:実装
  • 作業部会3:試験

各作業部会では、JIS X 8341-3の理解と普及を進めるために、関連ガイドラインの作成、W3C関連文書の日本語訳、公的機関や民間企業Webサイトの実態調査、セミナーの企画・開催、ソーシャルメディアによる情報発信等の活動を行っている。さらに、2016年度から『WCAG 2.0』関連文書の日本語訳を担当する臨時作業部会も新たに設置されている。

また、ウェブアクセシビリティ基盤委員会は『JIS X 8341-3:2016』の原案作成も担当し、その際は2014年度に改正原案を作成するための委員会および分科会が設置された。