スクリーンリーダー

コンピュータの画面で提供されている情報を合成音声に変換したり、点字ディスプレイに出力したりするソフトウェア。主に全盲の視覚障害があるユーザーが、PCやモバイル端末を使用する際に利用している。また、ロービジョンの視覚障害があるユーザーが、画面の拡大表示と併用していることもある。Webページを利用する際には、ブラウザでWebページを表示して、スクリーンリーダーを使用する。

日本語のスクリーンリーダーを利用しているユーザーを対象にした『視覚障害者の携帯電話・スマートフォン・タブレット・パソコン利用状況調査2013』によると、中には複数のスクリーンリーダーを利用しているユーザーもいる。調査結果における製品ごとの利用率は以下の通りである。

  • PC-Talker 85.3%
  • JAWS 18.3%
  • 95Reader 9.5%
  • FocusTalk 8.7%
  • NVDA 6.0%
  • VDM 4.4%

2007年の調査結果と比較すると、95ReaderとVDMは減少傾向にある。また、近年のスマートフォンやタブレットの普及により、OS XやiOSに標準搭載のVoiceOver、AndroidのTalkbackなど、さらに選択肢が増えてきている。