高齢者

日本の公的機関が行う人口調査では、65歳以上を「高齢者」と区分している。国連では60歳以上としているが、国連の世界保健機関(WHO)の定義では65歳以上の人のことを高齢者としている。

総務省統計局のデータによると、2015年9月15日時点での推計で、65歳以上の高齢者人口は3384万人、高齢化率(65歳以上の高齢者が総人口に占める割合)は26.7%となっており、前年と比較して大きく増加しており、いずれも過去最高となっている。

主要国の中で高齢化率をみると、日本が26.7%で最も高く、イタリアが22.4%、ドイツが21.2%と続いていて、ちなみにアメリカは14.8%である。2040年の将来推計値では、日本が36.1%とやはり最も高く、次いでイタリアが33.8%、ドイツが31.3%、そしてアメリカは21.9%となっている。このように、日本の高齢者人口の割合は、世界中でも高い水準で今後も推移すると推計されている。

また、総務省が毎年実施している『通信利用動向調査』の最新データによると、年齢層別のインターネット利用率は、60歳代が75.2%、70歳代が50.2%となっており、拡大傾向が続いている。